青面(しょうめん)金剛の造形



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清厳寺跡の庚申塔(大分県香々地町・年代不明)

 

 十干と十二支を組み合わせた暦の60日ごとに巡ってくる庚申の夜に、三尸(さんし)
という虫が睡眠中に体から抜け出して、帝釈天に人の罪行を報告して命が奪われるとい
う信仰がある。

 庚申信仰が庶民の間に広まったのは、室町期とされている。庚申の夜は三尸が体から
抜け出さないように、眠らずに徹夜をするというのが「庚申待ち」であり、60年ごと
の庚申の年には庚申塔を建てた。江戸期に入ると、青面金剛(しょうめんこんごう)を
主尊とする庚申堂が建てられた。

 青面金剛は疫病を流行させる神であり、その神をまつることによって疫病を防ごうと
したものであるが、なぜ庚申塔の主尊となったのか定かではない。

 青面金剛の一般的な造形は、腕が4本または6本、それぞれの手には、三叉戟(さん
さげき)・法輪・剣・弓矢などを持ち、脇に童子を従え、邪鬼を踏みつけ、足元には三
猿と二鶏が刻まれている。

 青面金剛庚申塔は、全国各地に見られるが、特に国東半島は、その宝庫であり、文字
碑を含め800基を越える庚申塔が残っているという。青面金剛像は、半島の全域に分
布しているが、地区ごとに特徴があり、造形も多様ですばらしい。

 関連サイト 国東半島の庚申塔

                


   Homesince 2016/4/22