芭蕉が見た風景 芦野   1689年4月20日
 (新暦6月7日)
2002.9.21取材
CAMEDIA E-100RS

 又、清水ながるゝの柳は蘆野の里にありて田の畔に残る。
此所の郡守戸部某の此柳みせばやなど、折ゝにの給ひ聞え給ふを、
いづくのほどにやと思ひしを、今日此柳のかげにこそ立より侍つれ。

  
田一枚植て立去る柳かな


柳の木のそばに、寛政11年(1799)4月
に建てられた歌碑。



近くの神社にある「上の宮のイチョウ」は
樹齢400年、芭蕉が来た頃には幼木だった。
      

2001年5月の奥の細道への旅は、ここ芦野の遊行柳からはじめた。今回の旅はここで終わる。前回は5月におとずれたが、今回は 9月、柳の緑も深さを増し、周辺の田んぼはみのりの季節をむかえていた。遊行柳は、奥の細道の中でもひときわ印象深い所である。それは、このすぐ先で「みちのく」に入るということから来るのだろう。またいつか、この地をたずねたいと思っている。




田んぼで作業をするひと、そのむこうにそば畑、その先
に、色づいていないので分かりにくいが、イチョウの木
が見える。

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