芭蕉が見た風景 最上川 1689年6月3日
(陽暦7月19日)
01.5.30 04.4.27
CAMEDIA E-100RS


 最上川のらんと、大石田と云所に日和を待。爰に古き誹諧の種こぼれて、忘れぬ花のむかしをしたひ、芦
角一声の心をやはらげ、此道にさぐりあしゝて、新古ふた道にふみまよふといへども、みちしるべする人し
なければとわりなき一巻残しぬ。このたびの風流爰に至れり。


大石田で芭蕉が宿泊した高野一栄宅跡に建てられた
芭蕉真跡の「さみだれを」を発句とする歌仙碑。
 

翌日にたずねた向川寺。この寺には樹齢600年のカツラ
とイチョウの木
がある。芭蕉がたずねたころは樹齢300
年、芭蕉も目にしたことだろう。


 最上川はみちのくより出て、山形を水上とす。ごて
はやぶさなど云おそろしき難所有。板敷山の北を流
て、果は酒田の海に入。左右山覆ひ、茂みの中に船を
下す。是に稲つみたるをやいな船といふならし。白糸
の瀧は青葉の隙隙に落て仙人堂岸に臨て立。水みなぎ
つて舟あやうし。

  五月雨をあつめて早し最上川


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本合海(もとあいかい)は景勝の地。急流もある。

本合海(もとあいかい)には、史蹟芭蕉乗船之地という
標柱のそばに、芭蕉と曾良の陶製の像が立っている。
すぐ下には最上川が流れている。現在の船下りは、本
合海よりさらに下流の古口に乗船場がある。

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芭蕉が乗船した本合海。
このあたりで最上川は大きく蛇行している。
 


最上川の対岸には源義経ゆかりの仙人堂。


最上川の流れをのぞむ白糸の滝。

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