文学散歩

石川啄木を歩く/札幌

 

啄木が札幌に滞在したのは、明治40年9月14日から27日までの約2週間、したがって、啄木の痕跡はほとんどない。


●下宿跡
06.5.29 北七条の札幌クレストビルの入口に、案内板とケースに入った半身像がある。
   
●大通り公園 06.5.29  大通り公園には、啄木像と歌碑がある。おとずれたときは、リラ(ライラック)の花が満開だった。
          碑の側面には「秋風記」の一節が刻まれている。

札幌は寔まことに美しき北の都なり。初めて見たる我が喜びは何にか例へむ。アカシヤの並木を騒がせ、ポプラの葉を裏返して吹く風の冷たさ。札幌は秋風の国なり、木立の市なり。おほらかに静かにして、人の香よりは、樹の香こそ勝りたれ。大なる田舎町なり、しめやかなる恋の多くありさうなる郷なり、詩人の住むべき都会なり。

しんしんと幅広き街の
秋の夜の

玉蜀黍たうもろこしの焼くるにほひよ



近くには吉井勇の歌碑もある→
窓ごとに
リラの花咲き札幌の
人は楽しく生きてあるらし