シネマ紀行
 チルソクの夏    関連サイト 「チルソクの夏」下関公式応援サイト  「チルソクの夏」Official Web Site
 山口県下関市  2006年1月取材  DSC-F828

 2003年 
プルミエ・インターナショナルほか 114分
[監督]
佐々部清
[原作]佐々部清
[脚本]
佐々部清
[撮影]
坂江正明
[音楽]
加羽沢美濃
[出演]
水谷妃里、上野樹里、桂亜沙美、三村恭代、淳評、高樹澪、
    山本譲二
金沢碧夏木マリ谷川真理、イルカ

1977年、
下関市の姉妹都市釜山との親善事業として、毎年夏に開催される関釜陸上競技大会に出場した長府高校の陸上部員郁子(水谷妃里)は、同じ高跳び競技の韓国人の男の子、安大豪(アンテイホウ、淳評)に出会う。戒厳令中の釜山の夜に宿舎まで会いに来た安に郁子は淡い恋心を抱く。

来年の夏の再会を約束する
人。それはまさに七夕(韓国語でチルソク)の逢瀬。携帯電話もメールもなかった時代、日本と韓国が今ほど親しくなかった時代。それは、日本の歌を歌ってはいけない時代でもあった

安の母親、郁子の父親
(
山本譲二)、それぞれの葛藤の中で、郁子の切ない初恋をなんとか実らせようと奔走する同じ陸上部の真理(上野樹里)、巴(桂亜沙美)、玲子(三村恭代)の3人。翌年の夏、下関に釜山の高校生たちを乗せた船が着き、少女たちの想いがあふれ出す。そして、26年後の2003年郁子(高樹澪)の胸に湧き上がる17歳の少女だったあの夏。

 
 (C)「チルソクの夏」Official Web Site 左から真理、郁子、玲子、巴

 歌謡曲の黄金時代・1970年代のヒット曲が聴ける
 のも、この映画の楽しみのひとつ。特に、韓国選手団
 の歓迎会で、
ピンク・レディーの「カルメン'77」
 4人が歌って踊るシーンは
見もの。そして、この映画
 の主題歌はイルカが歌う「なごり雪」。

長府高校
山口県立長府高等学校のサイトはこちら
 

長府高校は明治33年(1900)の創立。普通科の女子高校だったが、2003年に男女共学の
総合学科となった。現在の女子の制服は映画と同じであるが、スカートの丈がかなり短い。
 

長府高校の校門。長府高校には通りに面して三つの門があるが、
映画にしばしば登場するのは一番南にある門。

長府高校正門前にあるお好み焼き屋「栄八」は、4人が陸上の練習帰りによく立ち寄る店。看板も何もなく店は閉まっていた。


郁子が歩くシーンに登場する長府高校前の通り。右手の塀が長府
高校、左手の赤い屋根が「栄八」。


4人がランニングするシーンに度々登場する運動場。立入禁止で金網がめぐらされていたので、脚立を使って撮影。

古江小路

4人の通学路、古江小路。城下町長府を代表する風景。

左の位置から進むと、右手にこの長屋門がある。

乃木神社

初詣のシーンに登場する乃木神社。

参拝後、本殿横の絵馬付近で4人は話をする。

●茶山

茶山通り。郁子の通学路であり新聞配達コース。
   

郁子の新聞配達コースの石段。

ロケに使われた郁子の家と路地はこの近くのはずだが、
まだ見つけられない。
   

上の写真にもあるが、下関ではあちこちで巌流焼の広告が目につく。巌流焼は白いんげん豆の粒あん入り→巌流本舗

郁子が質流れのギターをのぞき込む質店としてロケされたのは、仏具店となりの洋品店。

豊前田

郁子の父がギター流しをしている飲み屋街。豊前田商店街のひと
つ南の通り。ロケに使われたのは右手のスナック。

郁子が行く紅葉湯は豊前田商店街のすぐ北にある。
現在は営業していない。→海峡散歩(67)下関の銭湯

矢玉漁港

郁子の新聞配達コースの船溜り。
ロケ当時は木組みだったが、残念ながらコンクリートに変わって
いた。ロケ地はすぐに変化する、好例である。

新聞配達の途中で手を合わせる「えびす神社」の鳥居。
右手の石組みの上で、「安との文通をやめてほしい」という安の母親からの手紙を読んで、郁子は「バッカヤロー」と叫ぶ。

下関港国際ターミナル

陸橋が2階の待合室につながっている。通関があるため埠頭への
立ち入りはできない。送迎デッキがあるはずなのだが。

3階の吹き抜けから2階の待合室を見る。
元気のよいハングルが聞こえていた。

関釜フェリー
   

朝日を受けて門司の大里沖を下関へむかう関釜フェリー(7時55分頃)
1977年、下関の選手団は関釜フェリーで釜山へむかい、1978年釜山の選手団を下関でむかえる。釜山までは13時間半。



星希(SEONGHEE ソンヒー)