三次市の花田植え

広島県の花田植えは5月に行われているところが多いが、
三次市の3か所の花田植えのうち2か所は6月に行われる。

■信原(のんばら)田楽花田植え 2015/5/31 EOS 5D, EOS 7D

平安時代に始まったといわれる信原田楽は、無病息災や豊作を祈願して行う華やかな花田植え。
最近は、毎年5月最終日曜日に行われている。
三和町下板木の県道63号線と県道440号線が交差する付近の田んぼで行われ、近くまで行くと道路沿いに幟が立っていた。
12時30分から挨拶などがあり、12時40分すぎに飾り牛が田んぼに入って代掻きが行われ、人によって田ならしが行われる。
13時頃、編み笠にかすりの着物の早乙女が、歌や太鼓に合わせて苗を植える。
13時40分頃、この日は好天気で気温が高かったため、田んぼの半分くらい苗が植えられたところで田植えは終わった。


早乙女と田楽団は土手の上で待機する。


飾り牛が田んぼに入り、代掻きがはじまる。






田植え歌と田楽団の太鼓に合わせて田植えが進行する。




田植えを終えた田楽団と早乙女が帰って行く。祭りのあとのさびしさがただよう。

■みらさか沖江田楽大花田植え 2012/6/17 EOS 5D, EOS 7D

みらさか沖江田楽は三良坂町仁賀の仁賀小学校近くの田んぼで行われる。三次ICから東へ車で20分ほどである。
2003年から5年ぶりに2008年に開催された。今年は6月第3日曜日に4年ぶりの開催となった。
数日前から降水確率60%という予報で天気が心配されたが、当日は何と晴れだった。

10時に飾り牛が田んぼに入り、続いて早乙女と田楽団が田んぼ近くへ移動し、神仏行事が始まる。
神仏行事が30分くらいあり、10時55分に飾り牛による代掻きが始まる。
11時10分に早乙女による苗取りが行われ、苗取りが終わるとすぐに田植えが始まる。
田んぼの半分くらいの田植えが終わったところで大花田植えは終了する。ちょうど12時だった。


3頭の飾り牛が花田植えの会場へ向かう。三次市三和町からの参加である。三和町にも田楽花田植えがあり、見てみたいと思っている。
  

早乙女が静々と進む。

田楽団が鉦と太鼓を打ち鳴らしながら進む。


神仏行事が行われる30分ほどの間、3頭の飾り牛は田んぼの中で待機する。神式と仏式が同時に行われるのはめずらしい。
左手の白い旗には、
奉納 無形文化財沖江田楽 三良坂町大仙供養 祭 と書かれている。
  

神仏行事の間、早乙女は腰をおろして待機する。

飾り牛も動かずに待っている。
  

飾り牛による代掻きがはじまる。

早乙女による苗取り。手前に目をやると供物のメロン。


あぜ道で田楽団の演奏がはじまり、早乙女による苗取りがつづく。
 


早乙女による田植え。姉さんかぶりに菅笠、紺絣の着物に赤い帯と赤い腰巻、黒い脚絆と水色の手甲。


田植えが進む。

田んぼの半分ほど田植えが進んだところで花田植えは終わる。

■神杉大田植 2012/6/10 EOS 7D

三次市高杉町の神杉大田植は、三次ICから東へ車で5分ほどのところにある神杉小学校東側の田んぼで行われる。
2006年に40年ぶりに復活し、今年で7回目になり、6月第2日曜日に開催されている。
新年に入るとすぐに、実行委員会による大田植えの準備がはじまるという。
開始時刻は10時となっているが、9時45分頃には飾り牛による代掻きが始まった。
他の地区の花田植えでもおなじみの美土里町杉原牧場から3頭の飾り牛がやって来ていた。

10時から神事と来賓祝辞があり、10時15分頃から田植えが始まり、10時55分頃には田んぼの半分の田植えが終わった。
小休止ののち、小学生を交えた体験花田植えと定規植えが、残り半分の田んぼで11時15分頃からはじまり11時50分頃に終わった。
大変なごやかな田植えだった。梅雨に入っているがこの日は晴れだった。


  

飾り牛による代掻き。

神事が終わり再び代掻きが始まり、左手から早乙女が入って来る。
 

当日いただいたリーフレットによると、鉦や太鼓を打つサゲが10名、早乙女40名、苗配りなどをふくめて総勢約80名。
   


早乙女の中に男性がひとり混じっている。かなり太めの人なので
画像をよく見れば分かるかもしれない。



腰を曲げての作業なので、ときどき腰をのばして休憩しながら田植えが進んでゆく。




田植えも終わりに近づいていた。田んぼの北側へ行ってみると、3人一組で、昔ながらの定規植えが行われていた。


田植えが終わると、田んぼ脇の水路で手足の泥を洗い落とす。となりの田んぼでは苗が成長している。
    
花田植えのマドンナたち
紺かすりの着物、赤い腰巻と帯、黄色いたすき、姉さんかぶりに菅笠。華やかな衣装の早乙女が花田植えの主役。
  

立ち姿が美しい。

苗を植えるしぐさに見とれてしまう。

観客へのやさしい笑顔。
 

小学生の女の子と参加していた若いお母さん。

「あんまりカメラを意識せんでいいけん」という声ににっこり。