上川戸の虫送り踊り

広島県北広島町上川戸に伝わる神事。田植えが終わった頃、稲の害虫を追い払い、五穀豊穣を祈ってお囃子と唄にあわせて踊る。 2013/6/2 EOS 7D/18-200



享保17年(1732)の大飢饉は、うんかによる被害が原因ともいわれている。
上川戸に住む先人たちは、このような害虫を追い払う呪法として藁人形のサネモリさんを作った。

今から800年くらい前の源平合戦において、平家の武将斉藤別当実盛が水田の稲の切り株につまずき、あえなく最期を遂げる。
その時に、「我は害虫になって、水田にたたる」と言い残したとの言い伝えから、サネモリ人形をつくり、稲に付く害虫の霊をこれ
に移し川に投げ込むことにより、稲の病虫害を防ぎ五穀豊穣を祈願する民俗行事として伝承されている。

10時から上川戸熊野神社の神事として踊りが奉納され、その後、上川戸集会所付近の田んぼのまわりを踊り歩くという進行に
なっているそうであるが、雨のため熊野神社での行事が中止され、10時40分ごろから上川戸集会所付近で踊りが披露された。
 

虫送り踊りの幟。

このあたりでは麦も作っている。
 

集落の小高いところを踊りながら行く。

熊野神社の幟を先頭に行列が通る。
  

木彫りのサネモリ人形。

踊り手がつづく。


  

最後に、サネモリに見立てたわら人形を川へ投げ込む。

サネモリ人形といっしょに記念撮影。