山鹿灯籠まつり2014

8月15日・16日2日間の天気予報は両日とも降水確率60%で、2014年の山鹿灯籠まつりは屋外での灯籠踊り
は無理だろうと思っていた。ところが、8月15日は夕方から雨がぴたりと止み、8月16日は曇り時々晴れの天気
で全く雨が降らなかった。 
EOS 5D/17-40・24-105  EOS 7D/70-200

■1日目(8月15日)

市内30か所に飾られている灯籠を4か所ほど見たのちに、6時半からの大宮神社の奉納灯籠踊りを見た。
その後は、おまつり広場で灯籠踊り保存会の灯籠踊りと文化協会の流し灯籠踊りを見た。
8時から始まった花火大会が終わると大混雑となるので、8時半頃山鹿を後にして合志市の宿へ向かったが、山鹿大橋まで大渋滞、
それから先もノロノロ運転で、通常であれば30分で行けたであろうところを2時間以上かかった。 壁紙1200×800


19番灯籠・温泉通り。


22番灯籠・花見坂。


14番灯籠・下町。


15番灯籠・千代の園。


大宮神社の灯籠みくじ頒布所。1枚300円、大当たりは大きな灯籠。
筆者も1枚購入。くじは大吉だったが、景品は長寿箸。


千人灯籠踊りが開催される山鹿小学校グラウンドそばのトイレの明かりは灯籠の形をしている。男性側にもあるが、女性側の方が背景がよかった。


大宮神社へ踊りを奉納する前にお祓いを受けるため、山鹿灯籠踊り保存会の踊り手が本殿へ入る。白いゆかたの女性は新人だろうか。


灯籠踊りは2回踊られ、1回目は社殿に向かって奉納され、2回目は観客に向かって踊られる。




最後に礼をして、約10分間の奉納踊りが終わる。



おまつり広場での山鹿灯籠踊り保存会の踊り。

 


文化協会による流し灯籠踊り。三味線の伴奏者が踊り手と一緒に歩く。

■2日目(8月16日)

千代の園酒造付近の豊前街道の家並みを散策し、千人灯籠踊りに参加する女性たちの踊りの練習を見た。
6時20分からの鹿本農業高校郷土芸能伝承部の女学生たちの初々しい踊りを見て、8時5分からの景行天皇奉迎儀式がある菊池川河畔へ向かった。
景行天皇奉迎儀式が8時半に終わり、急いで大宮神社となりの山鹿小学校グラウンドへ向かい、9時からの千人灯籠踊り第二部を見た。
最後に、各所に展示されていた灯籠が大宮神社へ奉納される「上がり灯籠」を見て10時半に帰途についた。

まつりが始まる前の豊前街道の風景。


馬さしの幟が立つ松井屋。


国指定重要文化財の八千代座は山鹿の文化発信地。


八千代座近くにあるおみやげ屋さん「梅や」


山鹿灯籠を作っている「なかしま」。


古い民家の前では、焼き物と財布を販売。


麹専門店・手づくり味噌の木屋本店

 
旧街道の風情がただよう山鹿下町。千人踊りに参加する踊り手が軽くひと踊りし、記念写真を撮ってから会場へ向かった。
千人踊りに参加する踊り手は、山鹿灯籠保存会の踊り手以外は白いゆかたで、「よへほ節」4番の歌詞が書かれている。
山鹿とうろは 夜明しまつり まちは灯(ひ)の海 人の波
この歌詞のように、灯籠踊りが終わるのは午後11時すぎ、町は見物客の人の波で大混雑する。
ちなみに、現在唄われている歌詞は昭和8年(1933)に野口雨情が地元の民謡を改作したもの。

去年は大宮神社の奉納踊りと同じ時間帯に踊られる鹿本農業高校郷土芸能伝承部の踊りを見れなかったが、今年はじめて見ることができた。

 
右片袖をぬいで、女子高生とは思えないほどお色気がある。ゆかたの紺色と桃色という色の組み合わせがいい。
時刻は午後6時45分、まだ明るいので見物客がもろに写ってしまう。見物客のみなさん、ご自分が写っていましたらご免なさい。


さくら湯の前を踊りながら退場してゆく。
鹿本農業高校郷土芸能伝承部は、三味線・笛・太鼓のお囃子も部員が行い、年間40回以上の舞台公演があるという。


景行天皇奉迎儀式がある菊池川河畔へ向かう途中の山鹿下町の夕暮れ。

山鹿灯籠まつりの由来の一つとされいるのが景行天皇伝説である。
景行天皇が九州巡幸の際、山鹿付近で濃霧のために進路を見失った。このとき、地元住民が松明を灯して景行天皇一行を大宮神社のところまで導いた。この松明がのちに灯籠となり神社に奉納されるようになったという。
景行天皇は12代天皇とされているが、在位した年代は定かではない。山の辺の道付近にある景行天皇陵墓は4世紀後半とされているから、1600年以上前のことである。

山鹿灯籠まつりは、かつては灯籠を神社へ奉納するだけのまつりであったが、まつりを活性化するため戦後に考案されたのが灯籠踊り。
灯籠を頭に載せて踊るというアイデアは素晴らしく、灯籠踊りの導入によってまつりは華やかとなり観光客を引き寄せた。


景行天皇奉迎儀式。大宮神社の神主によるお祓いが終わり、松明が灯されて景行天皇の到着を待つ。

 
船で景行天皇一行が到着し歓待を受ける。このあと、千人灯籠踊りの会場まで松明行列が行われる。


山鹿小学校グラウンド、千人灯籠踊りの踊り手が入場してくる。薄暗い中、灯籠の明かりが美しい。

 



各所に飾られていた灯籠が大宮神社へ奉納され、まつりのフィナーレを飾る。
「ハーイとうろう ハーイとうろう」という掛け声とともに神社へ担ぎ込まれ、お祓いを受けたあと、神社裏の公園に並べられる。
この行事を「上がり灯籠」といい、この後「下がり灯籠」で神社の灯籠殿に納められる。収められた灯籠は拝観料200円で年中見ることができる。

 
最初に奉納されるのは、上市町(うえちまち)の一番灯籠で、灯籠を頭に載せた三味線の弾き手が先導する。


大宮神社の石段を上る松坂町の6番灯籠。


26番灯籠・山鹿灯心会はおかみさんたちの灯籠。

2013年、2014年、2年連続で撮影したが、もう一度ゆく事があれば、もっと違った視点で撮影してみたいと思っている。