双体道祖神の美 信州伊那谷の双体道祖神

●伊那市
伊那市には、樹齢約400年の赤松の根元にまつられている双体道祖神があるという。道祖神はそのほとんどが村の辻に立てられていて、山中の道祖神はめずらしい。放浪の俳人・井上井月の墓をたずねるのに合わせて、伊那市の双体道祖神をたずねてみることにした。

伊那谷には約900基の道祖神があり、伊那市には15基あるという。手元の道祖神のガイドブックには、4か所の道祖神が掲載されていたが、うち2か所をたずねた。上新山の道祖神は、長谷村境付近のゴルフ場近くの「久保田の根上り松」を目標に探したら、比較的楽に見つけることができた。下殿島の道祖神は、「土蔵公民館わきの宮社の鳥居の横」というガイドにしたがうと、難なくたどりつけた。
    
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上新山の道祖神(年代不明)は赤松の根元に鎮座している。 女神が瓢、男神が盃を持つ酒器像。

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久保田の根上り松は樹齢約400年で市指定天然記念物。

   

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下殿島の道祖神は、女神が兆子、男神が盃を持つ祝言像(江戸末期、石工小笠原政平の作、市指定)
   

●辰野町
辰野町へ道祖神の所在地を問い合わせたところ、「ほたるの里・道祖神案内」というパンフレットが送られてきた。辰野町には60体ほどの双体道祖神があるという。中でも、日本最古といわれる道祖神をたずねるのが最大の楽しみだった。
    

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現存する最古の道祖神といわれ永正二年の銘
がある。(入沢底、1505年)
   
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[双体道祖神の美]