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<撮影ガイド>
鏡山は、万葉の時代には領布麾の嶺(ひれふりのみね)とよばれ、松浦佐用姫(まつらさよひめ)伝説の山としてよく知られている。佐用姫伝説は、万葉の歌人たちにも数多く詠まれ、詩歌や能などの題材にもなっている。
海原の 沖行く船を 帰れとか 領巾振らしけむ 松浦佐用姫
万葉集巻5−874
朝廷の命令で朝鮮半島の任那、百済の救援に派遣された青年武将大伴狭手彦は、停泊地である松浦の地で土地の長者の娘「佐用姫」と恋に落ちる。やがて出帆の時が来て、別離の悲しみに耐えかねた佐用姫は鏡山に駆け登り、軍船にむかって身にまとっていた領巾を打振った。
それでも名残りはつきず、佐用姫は山から飛び降り呼子加部島まで追いすがったものの、すでに船の姿はなく悲しみのあまり七日七晩泣き続け、ついに石に化したというものである。鏡山はこの故事から「領巾振山」とよばれるようになった。
鏡山へは国道202号線から2車線の登山道で10分ほど、山頂の鏡山神社前に広い駐車場がある。徒歩5分ほどのところに西展望台があり、唐津湾の全景が見渡せる。おとずれたのは午後2時過ぎで、西側がやや逆光気味だった。
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手前が高島、宝くじが当たるという宝当神社で有名。その右手が神集島(かしわじま)、万葉の時代は朝鮮半島へむかう船の停泊地だった。 |
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