廃墟の風景

大仏鉄道(関西鉄道大仏線)

2018/5/24
EOS 5DV/24-85

関西(かんぜい)鉄道大仏線の加茂駅・大仏駅間約9kmが開通したのは明治31年(1898)4月19日。
赤いイギリス製の蒸気機関車が大仏参拝客を乗せてにぎわったが、蒸気機関車での山間部の走行は困難を極めた。
新たに木津駅経由の平坦路線が開通したため、わずか9年間で廃止された。
参考サイト 木津川市観光ガイド 大仏鉄道  幻の大仏鉄道遺構めぐりマップ  大仏鉄道遺構めぐりルート

■大仏駅跡(大仏鉄道記念公園)

奈良市法連町の住宅地の三差路にあり、機関車の動輪モニュメントと説明碑が置かれている。

■鹿川隧道

   
農業用水路として造られたもので、今もその機能を果たしている。この上が軌道跡で、現在は県道44号線となっている。

■松谷川隧道


県道44号線下にある煉瓦隧道。残念ながら柵で封鎖されていた。


ここへ来る途中にあった木津川市のマンホール。
木津川で人や米を運ぶ船がデザインされている。

■赤橋と梶ヶ谷隧道

 
赤橋。御影石と煉瓦を組み合わせて造られている。橋台であるが、煉瓦の赤い色から赤橋とよばれている。

 
赤橋のすぐ先に梶ヶ谷隧道がある。農道や水路を通すために築堤下に設けられた。今も農道として使われているようだ。

■鹿背山橋台


■観音寺橋台


このような案内板があり、大変助かった。


すぐそばにある関西本線の橋台の上を列車が通過する。

■加茂駅


南の踏切から加茂駅を見る。左手に煉瓦のランプ小屋、右手に小公園がある。


小公園には、動輪モニュメントと大仏鉄道の説明板がある。


ランプ小屋。明治30年(1897)10月に竣工した加茂駅開業当時の建物。
オランダ積み煉瓦が美しい建物で、機関車の前照灯や客室の照明に使用されたランプの保管・給油を行っていた。


加茂駅4番ホームに、当時の煉瓦造りのホームが残っている。

廃墟の風景