廃墟の風景

堀切隧道群

2013/7/27
EOS 5D
参考サイト tunnelweb
    
熊本県菊池市堀切と山鹿市との境界に、100年前に掘削された素掘りの隧道が6本ある。
まだ現役なので廃墟として紹介するのは大変失礼であるが、そのたたずまいには廃墟の風情である。
    
■第1堀切隧道 幅3.3m、長さ17m、1900年建造
菊池市堀切と山鹿市黒蛭を結ぶ市道にあるのが、第1堀切隧道、第2堀切隧道で地形図にも載っている。
    

黒蛭への市道入口。右手の小高いところに石仏。

100mほど進むと第1堀切隧道が見えてくる。わくわくする瞬間だった。
     

手掘りの跡が残っている。


黒蛭側。

黒蛭側にある道路竣工記念碑には、その由来が刻まれている。

■第2堀切隧道  幅3.2m、長さ16m、1900年建造
第1堀切隧道の100mほど先にある。
     

遠目には暗い穴のようにしか見えない。

近づくと隧道であることが分かる。


施工当時の姿がそのまま残されているものと思われる。
   

真ん中あたりにある横穴は退避用だろうか。


反対側。

天井には石がむき出しになっていて危ない感じ。

■第3堀切隧道  幅3.4m、長さ8m、1916年建造
第2堀切隧道からもと来た道を入口へ戻る。北へ300mほど行くと右手に木野神社がある。
神社からさらに100mほど進むと、左へ登る道がある。この道は地形図には載っていない。150mほど進むと、隧道が見えてくる。
この道を進めば、第4、第5隧道はすぐ近くにある。

   

堀切側。

反対側。

■第4堀切隧道  幅3.1m、長さ7m、1916年建造
    

堀切側。

反対側。

■第5堀切隧道  幅2.7m、長さ108m
掘切隧道群の中で最も長い。反対側は石が巻かれていて一部が鋼材で補強されている。
交通量は少ないと思うが、何度も補修され大事に使用されてきたのだろう。
    

堀切側。

途中から石巻き、その先は鋼材で補強されている。
    

反対側。吹き付けられたコンクリートの奥に隧道が小さく見える。隧道の穴に比べコンクリートの壁が大きいので、異様な感じを受ける。
    

中をのぞくと、石、コンクリートの吹きつけ、鋼材による補強が見える。何とも不気味な感じがした。

■第6堀切隧道  幅、長さ、建造年不明
第3堀切隧道前付近から振り返ると、左手奥に隧道が見える。道から少し外れたところにあり見逃してしまいそう。
隧道の中の道はデコボコで、隧道の前後に踏み跡がなかったので、ここは廃道のようである。
    

堀切側。

反対側。

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