廃墟の風景

県道66号桂川下秋月線の旧隧道

2015/4/2  K-7/16-45

秋月隧道〜1931年建造、長さ111m、石造りのように見えるがコンクリート製
福岡県道66号線はバイパス道路や2車線化によって、快適に走行できるようになりつつあるが、秋月寄りの秋月隧道前後は道が狭い。
秋月隧道は旧秋月街道の涙坂の登り口付近にあり、登り口から秋月隧道の入口が見える。


秋月隧道東口。
秋月隧道が竣工したは昭和6年(1931)は満州事変が起きた年で、この頃から軍国主義が加速し悲惨な戦争へと進んで行った。
この秋月隧道も遠い昭和の遺産のひとつである。


昭和六年四月竣工、工事関係者4名の役職と名前が刻まれている。


右書きで秋月隧道。



秋月隧道西口。


 

白坂隧道〜1939年建造、長さ29m、基礎は石造りでアーチ部はコンクリート製
県道66号線の古屋敷付近から西へ、2車線の道を1.5kmほど西に行った長山付近にある。
かつては県道66号線だったが、バイパスする現県道ができてから通行止めとなった。
隧道にはフェンスが設けられ、車での進入ができなくなっているが、人は通れる。


白坂隧道北口。
白坂隧道が竣工したのは昭和14年(1939)。最近昭和史の本を読んでいるので、どんな時代だったのか調べてみた。
この年にはノモンハン事件が発生している。
ノモンハン事件とは日本軍ソ連軍の戦闘で、日本の傀儡政権である満州国とソ連の傀儡政権であるモンゴル人民共和国との国境紛争。
ノモンハンで失敗した日本軍はその侵略の矛先を南方へと転じ、昭和16年(1941)の真珠湾攻撃によって太平洋戦争がはじまる。


コンクリートの崩落は見受けられなかった。


北口を見る。


口を見る。


口は廃道の雰囲気が漂っている。

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