廃墟の風景

久大本線周辺の旧隧道

 
大分県は旧隧道の日本最大の宝庫。久大本線周辺にも旧隧道がある。

■岸山隧道〜1955建造、1993年廃止、長さ約30m 2015/9/22  EOS 5D
夜明ダムの南、国道210号線から南に分岐する旧道があり、隧道が国土地理院の地形図にも載っている。
かつての国道210号線であるが、新道の完成によって廃止となった。


日田側には通行止めのガードレール。


近くを筑後川が流れている。有明ダムのすぐ下流なので水量が少ない。


日田側入口。


扁額が掲げられている。


久留米側入口。

小城隧道〜建造年、長さは不明 2015/2/6 EOS 5D
久大本線豊後森駅前の県道43号線を西へ。
十の辻の交差点から北上し、玖珠町小城の、県道から少し東へ入った溜め池付近に車を止めて、南東へ林道の坂道を登って行くと3分ほどで隧道に着く。


隧道への道。
雪が残っていて人が歩いた形跡が全くない。
この道を利用する人はほとんどいないようだ。
 


北口はコンクリートで固められていた。


南口は素掘りのままである。


北口から南口を見る。隧道の中央が峠の頂上で、崩落した土が堆積し、水の流れ道が中央にできていた。
入口には、「崩落の恐れがあり通行禁止」の立て看板があった。

■元畑隧道〜建造年不明、長さ126m 2015/4/7 EOS 5D
上の地図にあるように小城隧道から近く、国道387号線から西へ1kmほど、徒歩10分弱。
内部はコンクリートが吹きつけられ、西口は大きく補修されている。


東口


西口

中塚隧道〜1934年建造、長さ60m 2015/8/16 K-7
上の地図の少し北に県道48号線がある。この県道は改修されて新中塚トンネルが完成したが、中塚隧道は改修前の旧道に残っている。


県道を西へ向かうと新中塚トンネルがあり、手前右手の旧道を徒歩5分。


新中塚トンネル。中塚大日不動明王にちなんだレリーフがある。


ほぼ廃道状態で、一時通行止めになっていたのか、通行止めの看板や柵が放置されていた。

猪野隧道と竹ノ下隧道 2015/2/1 EOS 5D

久大本線天神山駅の北西、由布市庄内町畑田付近に猪野隧道と竹ノ下隧道がある。

猪野隧道 1936年建造、長さ178m、Pの位置から徒歩1分


畑田トンネル南口の手前から右手の坂道を登る。


南口。右手に、昭和十一年の銘が入った顕彰碑と石仏。
照明設備が残っているが明かりは点いていない。かなり長い隧道なので中央部は真っ暗。
2005年の畑田トンネルの開通によって、ほぼ廃道になったと言っていいだろう。


北口。 内部は崩落が全くなくきれいな状態が保たれている。


小さなノミ跡が残っている。

竹ノ下隧道  1930年代?、長さ84m、Pの位置から徒歩10分


石仏のある付近に車を置いて歩く。


棚田の中の道を登って行く。


南口。手前左手に山越えの道跡がある。


コンクリートが吹き付けられている。


北口が峠の頂上で、南口に向かって緩やかに下っている。


照明が3か所にあり通行に支障はなかった。

■仁瀬ノ坂隧道と小鹿倉隧道 2015/2/1 EOS 5D

久大本線庄内駅の南方、由布市庄内町野畑付近に仁瀬ノ坂隧道と小鹿倉隧道がある。

仁瀬ノ坂隧道 1930年代?、長さ27m、Pの位置から徒歩5分


土蔵の右手の道を下って行く。


北口。下り坂の途中にある。


内部はコンクリートが吹き付けられている。


南口。こちら側も入口全体がコンクリートで固められている。

小鹿倉(おがくら)隧道 1939年、長さ42m、Pの位置から徒歩3分
地図にある小学校付近から道が狭くなるが、ところどころに離合できるスペースがある。
隧道付近で工事が行われていたので、少し手前のスペースに車を置いて歩いた。


北口。アーチの頂きに大きな石がある。


南口。左手に昭和十四年の銘が入った顕彰碑。台座に石工と世話人。


内部はコンクリート吹き付け。ところどころに大きな石がある。


コンクリート吹き付け前は落石があったのではないだろうか。

廃墟の風景