廃墟の風景

尾鷲市の旧隧道

2018/5/22
K-7/16-85
      
■土井竹林の隧道/江戸末期

天明・天保の飢饉の時に、土井家が米を放出して村人を助けたことから、そのお礼として村人たちが手掘りしたものである。
かつではどうだったのか分からないが、今は土井竹林へ行くための隧道で、隧道の先はすぐに竹林で行き止まりになっている。
古戸町の国道42号線沿いに広い駐車場のパチンコ店がある。その隣の回転寿司徳兵衛の駐車場から奥へ進む。


マクドナルドを左に見ながら進み、突き当りを右へ。


パチンコ店の広い駐車場を右に見ながら進む。突き当りが竹林への入口。


尾鷲市指定文化財の土井本家湧井井戸がある。右手の道を進む。井戸は水を蓄えて深そうだった。
亜熱帯植物が植えられた道の先に隧道がある。







竹林側から見る。


土井竹林入口。

■旧坂下(さかげ)隧道/1900年建造
尾鷲市中心部から国道425号線を西へ、坂下トンネルの先に林道が分岐している。(A地点)

この道がかつての国道で、旧坂下隧道はB地点にある。A地点からB地点まで徒歩20分あまり。

隧道の先にさらに破線の道が続いているが、崩落があり、草木が生い茂っていて通行は困難。



 
  


旧坂下隧道西口。


扁額には、右から鬼斧神鑿と刻まれている。鬼の斧、神の鑿(のみ)。
人間の知恵や力を超えた、鬼や神の仕業のようなすばらしい仕事、という意味か。


煉瓦には少し緩みが見られるが、建造から100年以上が経過しているものの、まだしっかりしているようだった。


旧坂下隧道東口。扁額は坂下隧道。こちらの方が日当たりよいので、煉瓦の色が美しく見える。
アーチ部の石は五角形で、煉瓦は下から上へ長辺と短辺が交互に積まれたイギリス積み。

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