廃墟の風景

矢立温泉赤湯

2015/10/12
PENTAX K-7
 

矢立温泉赤湯は、秋田・青森県境の矢立峠の南側にある。
国道7号線に看板が出ていて、西へ入って行くとすぐに温泉施設の赤い屋根が見えてくる。
営業しているものと思っていたが、少なくとも2013年4月以降、休業しているようである。
本館の建物はまだしっかりしているが、谷にある湯治客用の建物は崩壊していた。

この温泉は鉄分を含んだ赤い湯が特徴で人気があったそうだが、
峠を越えた道の駅に併設して大館矢立ハイツという温泉施設があり、温泉客はその施設を利用しているだろうし、
ホームページは生きているが2年半以上も休業状態にあることから、廃墟の風景としてとりあげた。


矢立温泉赤湯の西側から見る。中央の道は旧国道7号線。矢立峠を越えた道の駅「矢立峠」付近で、現国道7号線と合流している。
ここは、江戸時代には古羽州街道、明治時代には旧羽州街道の上り口であった。 関連ページ 羽州街道矢立峠

赤い屋根の建物が矢立温泉赤湯。建物の下をくぐり橋を渡った先に本館がある。
中央に見えている塔は橋桁で、右端のコンクリートの構造物は橋台。かつて、ここに旧奥羽本線の鉄橋があった。
1970年、この下に矢立トンネルが完成し新線が開通したため旧線は廃止となり、45年経過した今もその跡が残っている。

矢立温泉赤湯付近の旧奥羽本線の鉄橋をSLが走っていた頃の画像はこちら  Special Thanks しゅうちゃんのお出かけ日記


旧国道から、本館と湯治棟への階段状の建物が見える。


建物が潰れて谷に落ちている。


本館はまだしっかりしている。


連絡階段の先にある湯治棟はつぶれている。

廃墟の風景