廃墟の風景

  車を使わないで、できるだけ歩いて、峠や里道に残る旧い隧道をたずね、
 隧道周辺の風景を味わいたいと思う。
 
画像をクリックして詳細をご覧ください。 参考サイト tunnel web

隧道を巡る


■鹿狩戸(かがりと)隧道〜旧高千穂鉄道橋梁下の隧道 2016/4/6
宮崎県高千穂町/延長25m/幅 5m/昭和6年(1931)/素掘りにコンクリート吹付け

高千穂鉄道の列車を撮影するために、五ヶ瀬川沿いの県道237号線を何度か走ったことがある。
かつては国道だったが、高い位置に国道が設けられた。
今は五ヶ瀬川沿いの住民が国道へ出るための道路となっている。
鹿狩戸隧道は、高千穂鉄道の橋梁下にある。

■船津隧道〜霊台橋近くの町道に残る明治の隧道 2016/4/5
熊本県美里町/延長39m/幅 不明/明治26年(1893)/素掘りにコンクリート吹付け


霊台橋から国道218号線を300mほど進み、左折して町道に入る。
200mほど進むと隧道が見えて来る。
到着したのは朝8時過ぎだったが、頻繁に車が通過して行った。

■美乃越隧道〜旧道に残る戦前の隧道 2016/3/7
山口県萩市/延長41m/幅 5.2m/昭和12年(1937)/コンクリート

県道10号線旧福江村の美乃越トンネル北の旧道にあり、建造から79年になる。
旧道は広く、普通車の離合も楽々できる。
道路はよくメンテされていて、路肩の白線がくっきりとしていた。
隧道も内部の補修がされている。

■羽山第2隧道〜鍾乳洞の入口にある隧道 2016/1/12
岡山県高梁市成羽町/延長32m/幅3m/大正8年(1919)/素掘り

県道300号線の羽山渓谷にあるが、狭い道は苦手なので、国道180号線、県道85号線、県道435号線、広域農道
を経由して北から向かった。国道180号線から20kmほど。
天龍橋を渡ってすぐの羽山第1隧道近くに車を置いて、羽山第2隧道まで1.5kmほどを歩いた。
帰りは、広域農道、県道435号線、県道436号線を経由して国道313号線に出た。行きも帰りも走りやすかった。

■上田隧道〜肥後小国の素掘り隧道 2015/9/15
熊本県小国町/延長 ・幅・年代不明/素掘り

小国町の中心部から国道387号を経て、国道422号線を南下する。
上田郵便局の交差点を西へ、川を渡るとT字路になっていて、右へ坂道を登れば隧道前に出る。
国土地理院の地形図にも載っているので迷うことなく行ける。
隧道は素掘りのままで、崩落もなくしっかりとしている。丘陵地にひっそりとたたずむ雰囲気のいい隧道である。

■尾無(おなし)隧道〜惣郷川橋梁へ続く隧道 2015/8/3
山口県阿武町/延長32m/幅 4m/昭和5年(1930)/素掘りにコンクリート吹付け

宇田郷から須佐へは191号線で快適に山越えができるが、かつては県道343号線がその役割を果たしていた。
もう20年くらい前になるが、県道343号線で山越えをしたことがある。今でも通行できるのだろうか。
尾無隧道は、県道343号線の尾無集落の弁天崎にある。
隧道を抜けて少し進むと左手に、JR山陰本線の惣郷川橋梁が見えてくる。

■溝川隧道〜別名廉太郎トンネル 2015/7/29
大分県竹田市/延長20mくらい/幅2.4m/明治 12年(1879)/元は素掘り、昭和62年(1987)にコンクリートで改修

瀧廉太郎記念館近くにある。
「歴史の道」整備事業の一環としてメロディートンネルとして改修したもので、石造り風にしている。
中を通ると、滝廉太郎作曲の「荒城の月」や「花」が流れる。
改修される前は、いい雰囲気の素掘り隧道だったに違いない。

■四郎谷の鉄道隧道〜山陽本線(旧山陽鉄道)の旧隧道 2015/3/16
山口県周南市/姥石隧道・真名ヶ尻隧道/明治31年(1898)/石・煉瓦造り 隧道の延長や幅は不明。

山陽本線の戸田・富海間には、昭和39年(1964)の電化の際に放棄された鉄道隧道がある。
簡単にアプローチできるのは四郎谷にある2本の隧道で、線路跡は道路として使用されている。
単線用の隧道なので隧道内での車の離合は無理であるが、時折釣り人の車が通過して行く。
四郎谷の集落のはずれに車を置いて川沿いの道を進み、山陽本線のガードをくぐって線路沿いの道を歩く。
15分もあればふたつの隧道の先へ出られる。

■鹿背(かせ)隧道〜山口県最古の現役隧道 2015/3/2
山口県萩市/延長182m/幅 4.2m/明治19年(1886)/石造り/国登録有形文化財

県道32号線の鹿背トンネルのすぐ東側にあり、隧道の上を萩往還が通っている。
南から萩往還を歩いてゆくと、隧道がある道と合流し、すぐ先で萩往還は右へする。
直進すれば隧道をぬけて、萩往還とふたたび合流する。
約15分ほどの隧道歩きだった。
この道を利用する車はほとんどなくなり、なかば廃道になっている。

■年田(としだ)隧道〜洞窟のような隧道へ 2014/12/27
大分県杵築市/延長79m/幅2.6m/建造年不明/素掘り

西から八坂川沿いに走る国道213号線を行き、カーナビにしたがい錦江橋交差点を右折して、
年田隧道の北800mくらいのところに車を止めた。位置関係については地図をご覧いただきたい。
出発地点から10分で年田隧道に到着、滞在時間を入れて往復30分くらいだった。
散歩気分で気軽に行ける隧道であるが、洞窟のような隧道なので少し不気味な感じがした。

■鷹栖(たかす)隧道〜鷹栖観音への参詣道をゆく
 2014/12/27
大分県宇佐市/昭和18(1943)/素掘り
鷹栖1号隧道〜延長18m/幅2.3m 鷹栖2号隧道〜延長19m/幅2.7m 鷹栖2号隧道〜延長14m/幅2.5m


宇佐ICから県道625号線を南東へ200mほど進むと、右手に鷹栖観音堂の標識が出ている。
集落の中の狭い道を通り抜けた先でさらに道が狭くなってきたので、虚空蔵寺塔跡付近の空き地に車を止めた。
虚空蔵寺塔跡から、駅館川(やっかんがわ)西岸を、1号隧道・2号隧道・とくしん橋・3号隧道を経て鷹栖観音まで、
撮影しながらゆっくりと歩いて往復約1時間だった。

■大入(だいにゅう)隧道〜雁股峠を越えて
 2014/12/27
福岡県上毛町(こうげまち)/延長42m/幅2.5m/大正3年(1914)/素掘り・入口付近はコンクリート吹付け

国道10号線の下宇野から、県道109号線を南西へ約11kmのところにある大入集落をめざす。
途中から道が狭くなり、坂道の勾配がきつくなったあたりの比較的広いスペースに車を置いて歩く。
この日の気温は0度。草木には霜が降りていて、道の水たまりは凍っていて滑りやすかった。
約10分で広域基幹林道と合流する。ここを直進し約15分で大入隧道に達する。
出発地点から約25分。滞在時間を入れて、往復1時間15分だった。

■桜隧道〜小雪が舞う峠
 2014/12/5
北九州市門司区/延長232m/幅6.4m/大正10年(1921)/素掘り・コンクリート吹付け

門司港駅付近の桟橋通り交差点で南東へ分岐しているのが県道25号門司行橋線である。
そのまま南下すると桜トンネルをくぐるが、その300mくらい手前に左への緩い坂道がある。
これが旧県道25号線でこのまま進むと桜隧道をぬけて、1.2kmほど先で新道と合流する。
この日は曇り時々小雨で風が強く、時折雪が舞った。この冬の初雪である。
付近に駐車場がなく、錦町から県道25号線の1本西の道を歩いた。往復1時間10分だった。

■櫨ヶ峠(はぜがとうげ)隧道〜小雨の櫨ヶ峠越え 2014/12/3
北九州市小倉南区/延長280m/幅3.6m/昭和6年(1931)/素掘り・コンクリート吹付け

日田彦山線石原町駅前から南へ、すぐに右折して進むと正面やや左手に赤瓦の無法松酒造が見える。
旧国道 322号線と交差し、左折して100mくらい進むと、右手に菅生の滝の看板がでている。
ここは県道28号直方行橋線。一部未開通で、直方から行橋まで通しでの通行はできない。
今回は、石原町駅から県道28号線の櫨ヶ峠隧道をぬけ、峠を下り切った所で右折して春吉眼鏡橋まで
行き、来た道を引き返した。片道約3km、写真を撮りながらゆっくり歩いて往復2時間20分だった。


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