橋のある風景

1990年代末頃は四国へよく出かけていた。久しぶりにその頃のスライドを見ていたところ、
愛媛県の屋根付き橋があった。撮影したのは1997年11月15日、20年以上前のことである。
ここに6か所の屋根付き橋を掲載し、撮影当時のことをしのびたいと思う。2018/10/18記

愛媛県南部の屋根付き橋

    

■弓削(ゆげ)神社の太鼓橋 内子町石畳/1951年 PENTAX Z5


弓削神社の池にかけられた参道橋で、神社の橋らしく中央が少し反った、いわゆる太鼓橋である。

この時の旅は、主に四国札所をめぐる3日間の旅だった。小倉港から松山港へ夜行フェリーで渡り、内子町の弓削神社をめざした。
その後、愛媛県南部の札所をたずね、三崎港から大分へフェリーで戻った。


■田丸橋 内子町河内/1944年/町指定
Canon F1


通称、河内の屋根付き橋。民家の向こうにに県道243号線があり、こちら側にある集落との間の麓川に屋根付き橋がかかっている。


屋根付き橋周辺は秋の色。

 


■豊年橋 大洲市河辺町三嶋/1951年
Canon F1


国道197号線から県道55号線を約14km。
肘川の支流・
河辺川に架けられていた屋根付き橋が取り壊されることになり、個人が譲り受け自宅近くの小川に移設したもの。
橋は物置になっていて、マキが置かれ、トウガラシが吊るされていた。今は、通れるようになっているようだ。


河辺川沿いを行く県道55号線は、当時は途中から未舗装で、狭く、暗く、霧が出る 、かなりの悪路だった。
この悪路をたどった先に、豊年橋、三嶋橋、帯江橋、御幸の橋があった。
あれから20年、GoogleのStreetViewを見ると、県道55号線は2車線の快適な道路に改修されているようである。


■三嶋橋 大洲市河辺町三嶋/1923年
Canon F1


豊年橋から県道55号線を約1km、三嶋神社の参道橋。
橋の標柱には、「大正十二年七月建之」と刻まれている。
この当時の屋根は杉皮だったが、
あれから20年、今はトタン屋根になっているようだ。







■帯江橋 大洲市河辺町三嶋/1952年
Canon F1

三嶋橋から県道55号線をさらに約1.5km。三嶋橋同様に、トタン屋根に
葺き替えられているようだ。
下の写真に写っているのが、筆者が乗っていたホンダのCVR。とても運転
しやすい車だったが、3年後に車中泊がしやすいタイプに乗り換えた。





■御幸(みゆき)の橋 大洲市河辺町北平/1886年/県指定
 PENTAX 67

  


帯江橋から県道55号線をさらに北東へ約1km。

御幸の橋は中央が反った太鼓橋、屋根は切妻造りの杉皮葺き、欄干には擬宝珠(ぎぼし)付けられている。
おとずれたときは、橋のそばにあるイチョウの葉がほとんど落花して、黄色いジュウタンだった。


橋のある風景