平家物語への旅 平家落人の里湯西川  10/10/30 *istD 平家物語への旅

湯西川は栃木県日光市にあり、温泉地として知られている。国道121号線から湯西川温泉までは10km強であるが、奥へ入るにつれて秘境感が増してくる。県道はかなり荒れていて走りにくかった。湯川西ダムが完成すると、湯川西温泉のすぐ東までダム湖になる。現在の県道は水没するため新道が高い位置に建設されていた。ダムが完成するとアプローチは容易になるが、秘境感は薄れてしまうだろう。

「平家の里」という施設のパンフレットには、平家落人の里となった経緯が次のように書かれている。


  平家の家臣、平貞能は、小松内府平重盛の妹君・妙雲禅尼を助け、資盛、忠房の忘れがたみを擁し、宇都宮の藤原朝綱公のもとへ
  落ちのびました。しかし、平家追討命はきびしくなる一方で、一族は藤原の最高峰、高原山に身を隠し敵を避けました。ところが、
  一族の婦人が男の子を出産。折も折、祥事とよろこび端午の節句の鯉のぼりを立てたところ、源氏方に見つかり痛手を負いました。
  そこで、貞能は塩原へ、忠房公の忘れがたみ一族達は湯西川へとさらに分け入ったのです。
   

平安時代のものなどを展示した平家落人民族館。

湯西川沿いの温泉旅館。露天風呂が川に面している。


湯西川温泉の中心部、湯西川に沿って民家が並んでいる。
最近まで茅葺きだったようであるが、今は一棟のみ茅葺きで、他は瓦葺きになっていた。
   

温泉街の西に、平家落人の生活様式や伝説を伝える「平家の里」という施設がある。中には九棟の茅葺きの建物がある。
   
  

右端に見えている鳥居は下関から分祀された赤間神宮。

甲冑、刀剣などを埋めたとされている平家塚。


平家塚付近の紅葉。平家伝説の地には紅葉がよく似合う。平家の赤旗に通じるものがあるからだろうか。
   

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