異形の巨樹たち


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妙見の大欅。
1995/11/11 熊本県矢部町/樹齢1000年/国指定

何百年、何千年と生き続けた巨樹は、時として異様な姿を見せてくれる。気温、湿度、土壌、雨量、風向、日照など様々な要因が、長年にわたって樹に影響を与えることによって、そして、人知の及ばない、神の領域ともいえる何かが作用して、異形の姿が生まれるのであろう。これらの樹に会うと、しばらくは唖然として見入ってしまう。時には、背中に悪寒が走ることさえある。

牧野和春氏は、その著書『巨樹と日本人』(中公新書)の中で、次のように述べている。

数百年、数千年の歳月、同じ場所で根を張り、枝を拡げ、梢を伸ばしてきた巨樹は不思議なまでの生命力で人々を圧倒する。長い間の風雪に 耐えて獲得した異形の姿は神とも魔物とも映り、信仰の対象となっているものも多い。
hon-kyojyukiko.jpg (41842 バイト)芦田裕文『巨樹紀行』(1997)
家の光協会 2300円


最高の瞬間に出会う、というサブタイトルが
付けられている。

80本ほどの巨樹が、地区別にカラー写真と
解説で紹介されている。所在地の略図や交通
の記載もある。知名度があまり高くないもの
も含まれていて、好ましい。


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