蒸気機関車の復活 58654/長崎旅博号


豊肥本線 を走っている58654ハチロクが、長崎本線(長与線)と大村線で「長崎旅博号」をけん引したのは1990年8月のことであった。
それに先だって6月には試運転が行われ、梅雨空の大村湾にハチロクの汽笛が響いた。

かつてC57が走っていた頃、喜々津ー東園は好撮影地として知られていた。
今では住宅が建て込んではいるものの、長与線はまだ電化されていなかったため好撮影地であることに変わりはなかった。

のちに58654は外観に大きく手を加えられ原型をとどめない姿になってしまったが、この頃はまだハチロクの雰囲気を十分にとどめていた。
今思えば、大村湾沿いを走ったハチロクの姿は夢の中の出来事のような気がする。


  

小雨の南風崎(はえのさき)を発車する試運転列車(1990/6/29)
ハウステンボスが開園したのが1993年3月。今この位置に立つと、うしろにハウステンボスの建物が見える。
大村線の気動車は今は青一色であるが、この頃は白に青帯のJR九州色だった。



梅雨空の下、大村湾沿いを試運転列車が走る(1990/6/29 喜々津―東園)


波静かな真夏の大村湾を行く「長崎旅博号」(1990/8/5 大草ー東園)


トンネルのある岬を行く(1990/8/5 東園ー喜々津)


真夏の陽射しの中、ハチロクが軽快に走る(1990/8/5 小串郷ー川棚)