平戸街道

Index Next
(1)田平〜佐々   

平戸街道は、平戸藩の江戸参勤と長崎勤番の道であり、江戸まで40日、長崎まで4日であった。
田平から長崎街道と合流する彼杵まで約66km。この道のりを約3分の1に分けて、探訪記を掲載する。
2013/5/24-25 PENTAX K-7
参考文献「九州図録文化撰書4 伊能九州図と平戸街道」
                                              

平戸街道の起点の田平港へ行く前に、平戸口駅に立ち寄った。ここは、日本最西端の駅。

 
平戸島は九州本土と平戸大橋で結ばれている。田平港からは平戸瀬戸を隔てて平戸城が見える。  

●田平から吹上坂へ
平戸街道は現在の国道を通ることなく、国道から距離を置いて南下し、江迎で国道と合流する。
                         

田平港近くに御番所跡の石碑があり、そばに恵比寿像。
ここは日ノ浦番所跡。人や荷物の通行を監視していた。



 

日ノ浦本陣があったあたり。右手の坂道が平戸街道。

坂道を登ってゆくと左手に日ノ浦本陣の目隠し石垣塀。

   
田園の中を進むと少し小高いところに笠松天神社があり、
その横に前方後円墳があった。 

やがて最初の峠越え、吹上坂にさしかかる。ここは道路が新しくなっていて、旧道がよく分からなかった。

吹上駕籠立場跡。駕籠を置いたであろう石がふたつ。

琵琶石峠入口。峠越えが続く。
                                      

峠を下る途中に長人駕籠立場跡がある。

さらに下ると、伊能忠敬木星観測之地。坂道を下り切ると江迎。

●江迎から佐々へ
江迎で国道に合流した平戸街道は、すぐ南の高岩で国道から離れ、山中に入って、佐々で再び国道と合流する。
                               

江迎本陣・山下家は長崎県で唯一当時のままの姿で残っている本陣。隣に見える煙突は山下家が営む潜龍酒造のもの。
                           

かつての庄屋屋敷跡で、江迎小学校跡の江迎中央公園に吉田松陰腰掛石
がある。嘉永3年(1850)、佐世保から平戸へ向かう途中、庄屋に1泊した。

腰掛石は座りやすく、正面に樹齢400年のムクノキが見える。
松蔭も目にしたことだろう。
                            

高岩の下の森の中を進み、最後は川に沿った崖下の細い道を進む。
                              
高岩と佐々の間にあるのが江里峠。峠の頂上には、マキの古木のそばに駕籠立場跡がある。

Index Next