日田往還

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(2)山国町やまくにまち 2011/5/8
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●守実もりざね
県道720号日田山国線に沿って進み山国町へ入る。大山積神社を左に、田んぼを右に見て進み、三所神社の灯篭前で国道212号と合流する。
国道496号の起点となる交差点付近で右折すると守実の中心部に達する。
 

国道そばの三所神社の灯篭と鳥居。
神社はここから500mくらい坂道を登ったところにある。

上宮への登り口付近から神社を見る。
上宮に十六羅漢の石像があるというが場所が分からなかった。
 
守実の中心部へ入ってすぐの左手に大歳祖神社があり、境内入口付近に夏目漱石の句碑がたっている。
明治32年(1899)、熊本第五高等学校の教師をしていた33歳の夏目漱石が同僚と旅に出た。守実で、当時旅館を営んでいた河野家に宿泊をした。
この時に句を4句残しているが、うち1句が句碑となっている。 
せぐくまる 蒲団の中や 夜もすがら
 
少し進むと右手に「コアやまくに」という近代的な施設があり、その裏に隠れるように、国指定重要文化財の神尾家住宅がある。
連結した三つの棟を持つ特徴的な様式をしている。明和8年(1771)の建造とされていて、200年以上の歳月を経ている。

            

●宇曽
山国川を渡って国道の南側の旧道を進む。左手の三郷小学校のむこうに見えるのが、宇曽の景・群仙峯。

数百万年前、耶馬渓火山の噴火によって噴出した凝灰岩が水の浸食によって岩峰となった。
耶馬渓を特徴付ける風景でほかにもたくさんの岩峯群がある。群仙峯はその一つだが、木々におおわれて岩峰の一部しか見えない。

一ツ戸
国道に沿って進む。耶馬渓町との境界付近に一ツ戸隧道があり、右手に一ツ戸洞門の一部が残っている。
一ツ戸隧道をぬけた左手に一ツ戸城址への登山道入口がある。

一ツ戸洞門は文化2年(1805)完成。国道の一ツ戸隧道建設時にそのほとんどが破壊された。
洞門完成の
13年後、ここを通過した頼山陽は、「山腹を穿ちて道となし、又窓を穿ちて明かりを取れり、余、松明を買い入る。窓に遇うて窺えば、月の渓水にありて朗然たるを見る」という一文を残している。
                      

一ツ戸隧道。右手のガードレールのすき間を進むと一ツ戸洞門。

一ツ戸城址の案内板。建久6年(1195)の建造とされている。
 

一ツ戸城址登山道の右手を流れる一ツ戸川には石橋が残っている。

山国川から一ツ戸城址がある岩峰を見る。 2011/5/13

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