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 熊野古道

切目〜千里浜 海沿いの古道 10/3/19
K10D
    

切目から千里浜への道は熊野古道随一の景観と称された。

このあたりは熊野からまだ遠い位置にあり、都市開発の進んだ地域なので、古道の雰囲気はほとんど感じられない。

切目王寺社を経て海沿いを進んできた熊野古道は、切目から一旦山中に入り、榎木峠という小さな峠を越える。

峠の途中にあるのが中山王子神社(中山王子跡)。峠を下り終えると再び海沿いを進む。

有馬皇子の秘話を伝える岩代の結び松記念碑、岩代王子社を経て、千里浜の海岸に出る。浜伝いに進むと千里観音堂(千里王子跡)に達する。


千里浜は今も美しい。
このすぐ左手に千里観音堂がある→

 

 

切目王子社 


樹齢300年のホルトの木(和歌山県指定天然記念物)


切目王子社(和歌山県指定文化財)

中山王子神社(中山王子跡)


中山王子神社前。山桜、椿、室町時代の宝篋印塔と地蔵。 

●岩代の結び松


徳富蘇峰の揮毫による記念碑。
斉明4年(658)10月、斉明天皇と皇太子中大兄皇子(後の天智
天皇)は、紀の湯(白浜の湯崎温泉)に行幸した。

孝徳天皇の遺児・有間皇子は、留守官蘇我赤兄(そがのあかえ)
の口車に乗せられ、謀叛のかどで捕えられ、斉明天皇のもとに
護送された。

その途中 紀の湯を眼前に望み 当地の松の枝を結び自分の平
安無事を祈って歌を詠んだ。

岩代の 浜松が枝を 引き結び ま幸くあらば また帰り見む

●千里観音堂(千里王子跡) 


千里観音堂。

観音堂の境内にたつ花山法皇の歌碑→
熊野の道にて、御心地例ならずおぼされけるに、あまの塩焼きけるを御覧じて
旅の空 夜半
よはの煙と のぼりなば あまの藻塩火 たくかとや見ん
後拾遺和歌集

「大鏡」には、花山法皇が熊野参詣の途中、千里浜で病気になり、
海岸の石を枕にして休んだとある。

 


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