標高647mの八鬼山越えは西国一の難所といわれ、熊野古道の中で最も巡礼者を苦しめた峠である。今は国道311号線の八鬼山トンネルで簡単に峠を越えられる。
尾鷲側の登山口から八鬼山峠まで石畳道が続き、道の傍らには、巡礼供養碑や町石地蔵が並んでいる。
八鬼山越えの道は熊野古道随一の美しさだと思うが、残念なことに、途中の岩や木に、100mくらいにわたって赤いペンキで落書きがされている。JR発行の熊野古道のパンフレットの表紙になっている蓮華石も落書きされていた。
山林の地権者との合意が十分になされないままに、世界遺産登録を急いでしまったことが原因だそうだが、あくまでも話し合いで解決すべきであり、どんな理由があるにせよ、このような行為は幼稚で破廉恥である。早く、美しい道へ戻してほしい。
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ここの町石は頂上までの残りの距離ではなく、麓からの距離を示している。ここは麓から約
4100m。 |