Index Next

 熊野古道

大雲取越え 円座石わろうだいしを見る 関連サイト→那智勝浦/熊野古道 03.9.19
E-100RS
    

大雲取越えは、青岸渡寺から北へ
峠を二つ越えて小口の集落に至る山越えの道である。

「大雲取越えはきついだけの山道ですが、円座石は一見の価値があります」というのが、ここを歩いたAくんの感想だった。

大雲取越えは、熊野古道ではよく知られている道なので、歩き通してみたかったが、Aくんの助言にしたがって、円座石のある北側を重点に、南側は青岸渡寺の登り口付近のみを歩いた。



 

 
 
西国三十三ヶ所観音霊場第一番札所・青岸渡寺。

青岸渡寺本堂横の地蔵。

    
●青岸渡寺登り口

青岸渡寺の鐘楼の右手に登り口があり、すぐに石畳の坂道となる。やがて、道標が立つ三丁の分岐に着く。左にゆけば妙法山阿弥陀寺へ、右が大雲取越えの道である。

阿弥陀寺へは、今は那智山スカイラインで簡単にゆける。妙法山の富士見台は、富士山最遠望の地として知られている。








 
 
 石畳の坂道。
 

妙法山への分岐点に立つ道標。
 

    
●楠久保旅籠跡付近

かつて、大雲取越えには、茶屋や旅籠が数箇所にあったらしい。青岸渡寺から、石倉峠、越前峠を越えて、胴切坂を下ると、楠久保の旅籠跡に達する。

案内板が出ていないので、旅籠跡の場所をはっきりと確認できなかったが、付近には石垣や石仏を見ることができた。


 
 
 岩に南無地蔵菩薩と刻まれていた。

路傍の地蔵、供養仏だろうか。

    
●円座石(わろうだいし)

楠久保旅籠跡から少し下った中根の旅籠跡には、円座石がある。円座とは円形の座布団のことで、この大石の上で、熊野の神々が談笑したとのこと。

大石には、梵字が3字彫られていて、それぞれ阿弥陀仏(本宮)・薬師仏(速玉)・観音仏(那智)をさすという。

あたりは不気味なほどの静寂で、神秘的な雰囲気が漂っていた。

 
 
 三つの梵字が刻まれた円座石。

小口の登山口に立つ色鮮やかな道標。
近くの小学生が作ったものだろうか。


Index Next