薩摩街道

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(1)熊本〜八代 2011/4/3
K-7
 
薩摩街道は肥後藩熊本城下の札の辻と薩摩藩鶴丸城下の西田橋をむすんでいる。
札の辻は北への豊前街道の起点であり、東への豊後街道の起点でもある。

●新町から唐人町へ
新町にある札の辻から電車通りを南下し、坪井川に架かる明ハ橋を渡って左折し唐人町を進む。
                               

右手に諸毒消丸・松花堂がある。江戸末期、佐賀藩の御典医が創製・販
売したもので、今も販売されている。効能は動悸、息切れ、下痢など。

電車道がカーブするあたりに長崎次郎書店がある。
大正13年(1924)の建造で登録文化財に指定されている。
                                      

新町と唐人町を結ぶ明ハ橋。藩政時代には新三丁目橋と呼ばれ、ここに門があった。明治8年(1875)に現在の石橋に架けかえられた。

唐人町には昔ながらの民家が残っている。


煉瓦造りの大きな防火壁がある民家。


 


唐人町の公園では満開が桜。桜の下では尺八が演奏され、抹茶のお接待が行われていた。

●川尻(かわしり)  ふるさとの民家・町並み/河港川尻
鉄道でいえば、熊本からひと駅下ったところが川尻。


旧街道から川沿いを西へ少し入ると古い造りの民家がある。ここは瑞鷹酒造

●氷川
街道は宇土、松橋、小川を通って南下し、やがて氷川の中心部・宮原に着く。
                                                                

少し脇に入ると、氷川から引き込んだ水路があった。

古い民家の新聞販売店。
                                           

旧井芹家は幕末の建物で登録文化財、当時は醸造業を営んでいた。

旧井芹銀行本店は大正14年(1925)の建築で登録文化財。
                                   

宮原から2kmほど進むと、五木村へ通じる旧四浦往還との接点に早尾六地蔵がある。
説明板には、昭和初期まで五本松という松の大木があり景勝の地だった、と書かれている。

●八代
八代IC近くで九州自動車道を2度くぐり、西へ向きを変え、日本製紙八代工場を左に見て八代市街地に入る。
    

光徳寺は西南の役で官軍の本陣となったところ。

八代城址。
    

八代城址から南に下ると前川に出る。土手の手前が十一里木跡で、「札の辻原標之地」という石碑と大きな河童の像がある。
仁徳天皇の時代(313〜399)に、中国の河童が揚子江を下り黄海から八代に上陸して、全国に広まったと伝えられている。
このあたりには、徳淵の津と呼ばれた港があった。

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