古寺巡礼 岩船寺 06/10/10 *istD 古寺巡礼

山門から境内を見る。正面に三重塔が見える。

729年(天平元年)聖武天皇の勅願で行基が建立したのが始まりで、806年(大同元年)智泉大徳が報恩院を建立した。813年(弘仁四年)嵯峨天皇が皇子誕生を感謝し、堂塔伽藍が整備され岩船寺となった。

最盛期には39の坊舎をもつ大寺院となったが、1221年(承久三年)承久の変により大半が焼失してしまった。再興された堂塔も再度の兵火により焼失し、現在は本堂と三重の塔のみとなっている。

本堂は江戸時代のものが老朽化し、1988年(昭和六十三年)に、再建された。三重塔は834〜847年(承和年間)仁明天皇が智泉大徳を偲んで建立されたもの。

いかにも山寺といった感じで、アジサイなどの花の寺として知られている。ここへは当尾の磨崖仏探訪の際に立ち寄ったのであるが、境内には趣きのある石仏があった。



山門左手の地蔵。


石室不動明王/1312年/重文


身代地蔵。


斜光線を受けて浮かび上がる地蔵。


十三重石塔/1314年/重文


三重塔(重文)の朱ともみじの緑とのコントラストが美しい。

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