古寺巡礼 神宮寺 2017/10/31
EOS 5DV/24-105
  古寺巡礼

その名の通り神仏が共存する寺である。明治期の神仏分離令が出るまでは、神仏共存が一般的であった。
この寺が有名なのは、奈良東大寺二月堂のお水取りに香水を送り届けるお水送りの寺としてである。

境内にある井戸から汲まれた香水は約2km南にある鵜の瀬に運ばれ、鵜の瀬にあると信じられている水中洞窟へ注ぎ込まれる。
10日後、東大寺二月堂にある若狭井に湧き出すという。この行事は1200年以上も続けられている。
神宮寺の井戸と鵜の瀬は立ち入り自由であるが、東大寺二月堂の若狭井の写真を見たことがない。


北参道を進むと、右手に坊跡があり、正面に境内への入口が見えてくる。


室町時代に再建された本堂にはしめ縄が張られ、右の柱には神宮寺本堂、左の柱にはお水送り堂と書かれている。



 
樹齢約500年のスダジイの古木のそばに、清水が湧く「閼伽井戸(あかいど)」がある。


閼伽井戸の裏から本堂を見る。本堂の屋根の形が美しい。手前の苔の緑も美しい。

東大寺二月堂の若狭井へつづく水中洞窟があるとされる鵜の瀬は、神宮寺から約2kmの遠敷川(おにゅうがわ)にある。
毎年3月2日に閼伽井戸で汲んだ水は、3000人もの松明行列を組んで鵜の瀬へ運ばれ、川へ注がれる。


鵜の瀬入口。


上流の橋から見る。正面あたりに鵜の瀬がある。

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