古寺巡礼 明王院 06/4/9 *istD 古寺巡礼

本堂(観音堂)も五重塔も国宝。春の明るい陽射しを受けて、朱色の建物がとても美しい。
明王院の前身である常福寺は、大同2年(807)に弘法大師空海によって創建されたとされているが、本尊の十一面観音像は平安時代前期にさかのぼる作品であり、寺の草創もその頃にさかのぼるものと推定されている。

中世には、門前に草戸千軒町(川底に埋もれた中世遺跡として著名)が栄えた。江戸時代には、福山藩主となった水野家・阿部家の庇護の下で繁栄した。

おとずれたのは朝8時半だった。東向きに建っているだろうと推測していたが、推測どおりで、堂宇は朝の光を正面から受けていた。

寺域は長い塀に囲まれていて、石段を登ると山門があり、山門をくぐると堂宇の建つ境内に入る。正面に本堂(観音堂)、右手に庫裏、書院などがあり、左手に五重塔、長屋がある。とても雰囲気のよいお寺だった。


寺域は長い塀に囲まれている。


塀からのぞいた満開のソメイヨシノ。


正式には中道山円光寺明王院という。山門には「中道山」の扁額。



桜と長屋の屋根越しに塔を見る。


塔の美しい造形。


観音堂の朱色がきれいだった。


草戸千軒町遺跡から出土した石塔が保存されている。

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