古寺巡礼 雲巌禅寺 02/6/15 E-100RS 古寺巡礼
山路を登りながら、こう考えた。

に働けばが立つ。させば流される。意地をせば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

住みにくさがじると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいとった時、詩が生れて、が出来る。


これは、夏目漱石の『草枕』の有名な書き出しであるが、このモデルになった場所が野出峠とされていて、今では草枕峠とも呼ばれている。ここから谷の向こうに見えるのが金峰山で、この山麓に雲巌禅寺がある。

雲巌禅寺を有名にしたのは宮本武蔵。武蔵は、この寺の霊巌洞にこもって、『五輪書』を書いた。

雲巌禅寺の入口は開放的で、石造りの仁王が出迎えてくれる。本堂の前が霊巌洞への入口で、ここで拝観料をおさめる。途中に五百羅漢石像があり、道の突き当たりの高い位置に、霊巌洞が大きく口を開けている。


野出峠茶屋跡の石碑。近くには漱石句碑「天草の後ろに寒き入日かな」


野出峠茶屋公園の展望台から金峰山を見る。


ガラス戸棚の中には、武蔵が巌流島で使ったという木刀がある。


五百羅漢石像。江戸時代後期の作。


霊巌洞。


霊巌洞の内部から見る。

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