ローカル線を行く 可部線の春 可部線(中国新聞)


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なごり雪が早春の陽射しを受けて青く光る
96/3/2 Pentax67/200mm

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トンネルを抜け築堤を過ぎると終点三段峡に着く
96/3/2 Pentax67/105mm

 
   三段峡付近の雪の築堤をゆく 91/3/2 CanonT90/50mm

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 可部線は、広島から中国山地の三段峡までの約63kmの路線である。広島から可部までの17km
 は電化され、運転本数も約20分間隔と多い。可部から先は非電化で、清流太田川に沿って走る。可
 部から加計までは1日8往復と列車本数が少なく、加計から三段峡までは1日5往復とさらに少ない。

 可部線の魅力は、可部から三段峡までの非電化区間である。3月初めの残雪の頃から、やがて菜の花
 や桜が咲き、新緑が山をおおう5月までが特に美しい。車両は1両または2両編成の黄色いボディー
 のワンマンカーであるが、ときには国鉄時代のなごりをとどめた赤いディーゼルカーがやってくる。

 残雪の三段峡付近の築堤と駅構内、春を迎えて雪が解け草や枕木が姿を現わす。香草−津浪の昭和2
 6年に建造されたという吊り橋、今はその役目を終えて朽ち果てようとする橋の向こうを、列車がゴ
 トゴトと走り去る。安野−水内の桜並木越しに見る鉄橋と菜の花が咲く築堤は、中国山地の春を満喫
 させてくれる。

  
可部線の可部〜三段峡の廃止が問題になりはじめてから久しい。
  地元では存続運動を続けてきたが、残念ながら、2003年11月末で廃止された。

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安野駅構内には赤紫の木蓮が鮮やかに咲いていた
98/4/11 CanonNewF1/85mm

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安野の前後では太田川が蛇行しているため鉄橋が多い
97/4/12 Pentax67/55mm

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菜の花が咲く築堤を菜の花色の列車が通過して行く
98/4/11 PentaxZ5p/28-70mm


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香草ー津浪間は太田川の土手沿いに線路が敷設されている
98/4/11 PentaxZ5p/28-70mm
 


河畔のあちこちに桜の花が咲く安野〜水内の鉄橋を渡る。 02/4/4 PentaxMZ3/28-70mm

ローカル線を行く