鉄道セレクション

国鉄筑肥線/電化開業前日

 1983/3/21
 CanonA1

1983年3月22日から、福岡市営地下鉄が筑肥線に乗り入れ、筑肥線の博多〜姪ノ浜が廃止となり、虹ノ松原〜西唐津の路線変更が行われた。

前日の3月21日、廃止区間にある室見川の鉄橋へ撮影に出かけた。春を告げるシラウオ漁の最盛期をむかえた室見川は朝から激しい雨だった。
お昼頃より天気が回復し、鉄橋付近では別れを惜しむ人たちのシャッター音が終日絶えることがなかった。

そして、3か月半後、人生最大の試練となる出来事が待っていた。1983年の夏は忘れられない夏となった。


普通列車が室見川の鉄橋を渡る。シラウオ漁の簗場があり、シラウオを提供する料理店の小屋があった。


博多から長崎まで、キハ58の「急行平戸」が運行されていた。筑肥線、松浦線、大村線、長崎本線を経由して5時間半だった。
鉄橋の桁越しに、シラウオ漁の簗場と料理店の小屋が見えている。
1980年代、大都市近郊の川はどこも汚されていた。室見川も濁っていてゴミが浮いていた。こんな川でも、春になるとシラウオがやって来ていた。

失われた鉄道