失われた鉄道

若松の市街地を電気機関車がひく貨物列車が走っていることを知ったのは、いつだったろうか。

その貨物列車が、どこからどこへ何のために運行されていたのかも、よく分からなかった。

とにかく、若松の市街地のど真中を通って貨物列車が走っていたことだけが記憶の底に残っているが、なぜか懐かしい風景として今でもときどき思い出すことがある。

北九州市営軌道
若松のゴットン電車

 北九州市内に住んでいながら、若松のゴットン電車をたずねる機会にはなか
  なか恵まれなかった。1975年10月4日、はじめてゴットン電車をたず
 ねた。大分交通耶馬溪線が廃止になった翌週であった。北浜の車庫近くだけ
 での撮影だったが、記憶に残る鉄道風景だった。

    

若松駅から中川通りへ出る線路道ではないかと思う。ここから北浜まで1.3km、路線は支線をふくめて約4kmだった。


中川通り商店街の中をゆっくり進む。ゴットンゴットンと。





当時、3基の電気機関車がいた。常時2基が使われていたようで、もう1基は庫の中。車体には北九州市の市章。

 
北浜の車庫は現在の国道495線の角にあり、そこから西へ少し進んで、現在の桜町交差点から南へ若松駅へむかっていた。


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