島原鉄道龍石〜有馬吉川  04/10/17 11:23 PENTAX*istD/28-70
司馬遼太郎の「島原・天草の諸道」に登場する岬の小山にある神社から。
 南をのぞむと、はるかに長汀がつづき、やがて大きく湾曲して入江をつくっている。入江の渺々(び
 ょうびょう)とした水のむこうの陸地には、裾野の大きい山が、低い屋根のようにかぶさっており、
 まことに気の晴れる景色である。
と、神社から見た風景を的確に表現している。司馬さんが見た景色を追体験でき感慨無量だった。
神社に至るまでの描写も素晴らしい。
 すこしゆくと、磯に小山が突き出ている。行ってみようと思い、国道の土手をおりた。おりると、島
 原鉄道の単線のレールが横たわっている。それをまたいで小山へのぼった。小山の横には、矢竹のよ
 うな細竹が乱雑に密生している。登ってみると、上は芝生だった。脚の短い石鳥居に「琴平大神」と
 あり、石造の焔硝蔵のような祠がある。おそらく有明海をゆく江戸時代の舟人が、昼はこのミニ岬を
 目印にし、夜は祠の前の石灯籠の灯を目印にしたのではないか。

島鉄色のキハ2013と旧島鉄色キハ2003

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