失われた鉄道 高千穂鉄道 関連ページ 高千穂鉄道跡

高千穂鉄道は、日豊本線の延岡から終点の高千穂までの約50kmの路線である。

国鉄時代、日ノ影ー高千穂間が開通するまでは、日ノ影線と呼ばれていた。昭和47年(1972)に高千穂まで延長され、第3セクターの高千穂鉄道に引き継がれたが、2008年に廃止された。

山を越えた熊本県の高森と結ぶ計画があり、トンネル工事もかなり進行していたが、中断されたまま放置されてしまった。ここもまた、鉄道政策の数多くの失敗例のひとつである。

延岡を発車した気動車は、五ヶ瀬川沿いに登って行く。日向岡元を過ぎるあたりから川幅が狭くなり、渓谷の様相を見せはじめる。槙峰あたりからはさらに渓谷が深まり、神話の里へ向っているという実感が湧いてくる。

深角から大平山トンネルをぬけ高千穂鉄橋にさしかかると、神々の山々が迫ってくる。天岩戸を過ぎれば、終点の高千穂である。高千穂では、刈干切唄の尺八の音が出迎えてくれる。
 

 

■1989年5月15日


深角ー天岩戸間の五ヶ瀬川にかかる高千穂橋梁  Pentax67/75mm


高千穂橋梁を正面寄りに見る。  Pentax67/200mm

■1990年1月14日
豊肥本線で下り「あそBOY」を撮り、高千穂鉄道へ向かった。



ラーメン構造のコンクリート橋と鉄のトラス橋が連結された第3五ヶ瀬川橋梁。吾味−日向八戸 Pentax67/165mm



このあたりは谷がまだ広く陽射しも明るい。亀ヶ崎ー早日渡  Pentax67/105mm


冬のやわらかな陽射しを受けて、深い渓谷を走る。山の上には棚田が見える。日ノ影ー吾味  Pentax67/200mm

■1990年1月27日
国道橋から俯瞰撮影したくて、2週間後再び出かけた。



八戸あたりから谷がせまくなり渓谷美が展開される。
ー吾味 Pentax67/200mm


谷に降りて撮影。日ノ影ー吾味 Pentax67/105mm

■2001年11月6日
前回、高千穂鉄道をたずねてから10年がすぎていた。もうそんなに経ってしまったのかと思う。
撮りたいと思っていたポイントへ行けたし、新しいアングルを見つけることができた。



川水流付近。鉄道橋と道路橋の間に、鮎やなが設置されていた。川水流のやな場である。
新しく道路ができて、いいアングルを提供してくれた。Pentax67/105mm


日向八戸付近。国道橋の上は風が強くて三脚が立てられず、下に降りて撮影した。鉄橋は日陰になっていた。Pentax67/165mm


槇峰付近。以前からアーチの綱ノ瀬川橋梁を撮りたいと思っていた。
ここは午前中でないと日が当たらない。川面にはすでに影ができていたが、アーチ橋は日に照らされて、美しい造形を見せていた。Pentax67/105mm


[失われた鉄道]