日本最古の貨幣と言われる和同開珎(わどうかいちん)の長門鋳銭所跡がある覚苑寺(かくおんじ)の裏山には西国三十三ヶ所観音石仏がある。境内から准胝山(じゅんていざん)と呼ばれている山の頂上付近まで観音石仏が安置されている。
最も頂上に近い所にあるのが准胝観音で、横1m・縦2mくらいの赤っぽい岩に、半肉彫りで観音が刻まれている。そばにある石碑には、「準堤」と刻まれているが、「准胝」が正しいのではないかと思う。銘には昭和7年4月の文字が見える。
半肉彫りではあるがふくよかに表現されていて、どこかエキゾチックな雰囲気を持っている。最近、谷側の雑木が切られ、日当たりがよくなり、見晴らしもよくなった。 |