磨崖仏の魅力

大分県竹田市直入町長湯/室町時代/県指定史跡 09/10/24 K-7
長湯温泉から北東へ5kmほどの県道沿いにある。今は屋根があるが建造当時は屋根がなかったと考えられる。室町時代から600年ほど経過していて劣化が進んでいる。

長湯線刻磨崖仏



「左に比丘尼像、右に水月観音」よいうことであるが、水月観音はよく見えない。
   

左はバク(釈迦如来)、右はキリーク(阿弥陀如来)が蓮華座の上に線刻されている。

大分県の麿崖仏の多くは、丸彫り又は半肉彫りであるが、この麿崖仏はまれにみる線刻である。ここに大小四体の仏像と二基の梵字石があるが、県指定のものは、二基の梵字石と水月観音(右)と比丘像(左)の二体である。

水月観音は、高さ74cm幅34cmの大きさで、室町時代の彫造と推定、尊顔の彫出にやや難があるが衣紋の線の流れが美しい。比丘像は、思考相、尊顔が多少横向きであるのはこの結印に適する。二像とも五輪塔中に線刻されているのは本県石仏中特殊なものである。

南側二基の梵字石は、左は高さ1.26cmの自然石のその上に種子(釈迦)を右は、蓮華座上の種子(弥陀)を線刻する。

〜竹田市教育委員会の説明板より




 

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