磨崖仏の魅力

<奈良市柳生町> 2013/11/14 PENTAX K-7
今は奈良市の一部となった柳生には石仏が多い。 今回、いくつかの磨崖仏に出会うことができたが、奈良市の東部には、ほかにもあまり知られていない磨崖仏がありそうだ。

柳生の磨崖仏

    
■大西垣内(おおにしがいと)阿弥陀磨崖仏


国道369号線の大柳生から阪原へ、白砂川沿いに旧道がある。
大柳生から、この旧道を1km強進むと、道が左カーブした地点の左手の岩に阿弥陀磨崖仏が刻まれている。

岩の高さは2mくらい、阿弥陀仏は50cmくらいで、岩の大きさに比べて阿弥陀仏は小さい。

このあたりは、国道から離れているのでとても静かである。
   
■北出橋阿弥陀磨崖仏

国道369号線の北出で左折して100mくらい。白砂川にかかる北出橋がある。
橋を渡り南へ進むと、川向こうに磨崖仏が見える。
像高は90cmくらい、文和5年(1356)の銘があるから南北朝時代のものである。
 
   
■六地蔵磨崖仏
柳生町の山脇に旧柳生街道・ほうそう地蔵の案内が出ている。
六地蔵磨崖仏は、旧柳生街道に入ってすぐのところにある。

明応10年(1501)の銘がある。
   
■疱瘡(ほうそう)地蔵
旧柳生街道入口から250mほどのところにあり、風雨を凌ぐための屋根が設けられていた。地蔵は180cmくらいで元応元年(1319)の銘がある。




地蔵に向かって右側面に5体ほど刻まれているが彫りが浅い。
   
■阿対(あたや)阿弥陀磨崖仏

国道369号線から北へ笠置方面へ向かう県道を1kmほど、右手に標識が出ている。県道からも見えるが、小さな橋を渡るとそばまで行ける。
右に頭光背を背負った150cmくらいの阿弥陀如来、左下に70cmくらいの地蔵菩薩が刻まれている。鎌倉時代後期14世紀の作とされている。

磨崖仏の魅力次へ