万葉の旅

安達太良あだたら

09/4/18
EOS 5D,K10D


陸奥
みちのく
の 安達太良真弓 つらはけて 引かばか人の ことなさむ
巻7−1329
安達太良山の真弓に弦をつけて弓を引くようにあなたに心を寄せたら、世間では私とあなたを何と噂するでしょう。

二本松市落合付近から見た安達太良山(標高1699m)。左手の田んぼには水が張られ、畦に白鷺がとまっていた。
            


陸奥の 安達太良真弓 はじき置きて 
らしめきなば つらはかめかも
巻14−3437
安達太良山の真弓で作った強靭な弓は、弦をはずしておいて反らせたままにしておいたら、二度と弦が掛かるものですか。
観音坂丘陵の万葉歌碑。2mを超える岩にプレートがはめ込まれている。

安達太良
の 
に伏す鹿猪ししの ありつつも
れはらむ 寝処ねどな去りそね
巻14−3428
安達太良の嶺で寝る鹿猪のように、こうして絶えずわたしは逢いに行こう。
寝間を離れないでおくれ。

落合の万葉歌碑道標は天保6年(1835)建立。上段に万葉仮名で短歌、下段に道標が刻まれている。道標には、三春四リ、安達太良山三リ、などの文字が見える。