万葉の旅

阿波の山

08/6/1
K10D

のごと 雲居に見ゆる 阿波の山
けてぐ舟 り知らずも

船王
ふなのおおきみ 巻6−998

眉のように雲間に見える阿波の山をめざし漕いでいく船は、どこに泊まるのだろうか。

天平6年(734)に、聖武天皇の難波行幸にお供したときに詠んだものである。阿波の山は淡路島を含むと考えられるが、いつの頃からか、徳島市にある山が眉山と呼ばれ、その眉山が万葉集に詠まれた阿波の山であるとされるようになった。


←吉野川から眉山を見る。





 


眉山山頂の万葉仮名の歌碑。万葉学者犬養孝先生の揮毫。


中鮎喰橋の歌碑。後方に眉山の稜線が見える。


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