万葉の旅

伊波比島いわいしま

09/12/14
K-7,*istD


祝島(伊波比島)は、高速船で柳井港から70分、室津港から40分、室津半島の南西にある。
遣新羅使人の船が瀬戸内海の島伝いに西へ向かうには、室津半島と長島の間か、長島と祝島の間を通ったであろう。
万葉集には、天平8年(736)、遣新羅使人によって祝島(
伊波比島)が詠まれた歌が2首ある。

家人は 帰り早来はやこと 伊波比島 斎いはひ待つらむ 旅行く我れを  
巻15−3636
草枕 旅行く人を 伊波比島 幾代経るまで 斎いはひ来にけむ  巻15−3637

この歌にある「
斎う」は、「祝う」ではなく、「祈る」とか「願う」に近い意味の言葉である。 


祝島港から左手へ400mほど行った広場に2首の歌を青石に刻んだ歌碑がある。


高台から祝島の家並みを見る。対岸の長島には中国電力上関原子力発電所建設の計画があったが、東日本大震災の発生により中止。