万葉の旅

観世音寺

07.7.31
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観世音寺、クスの古木が茂る参道から講堂を見る。
天智天皇が母斉明天皇の冥福を祈り、80年の歳月をかけて天平18(746)
年に七堂伽藍の大寺院を創建した。天平宝字5(761)年、鑑真によって戒壇院が設けられた。


大宰府で最も奈良を思わせる風景。戒壇院へまっすぐに伸びた道の先に、戒壇院の赤っぽい塀、門、本堂の屋根が見える。
         
本堂右手の池にかかる小さな橋を渡ったところに、筑紫観音寺の別当として赴任した沙弥満誓さみまんぜいの歌碑がある。

沙弥満誓、綿を詠む歌一首
筑紫観音寺ぞうつくしくわんおんじ別当、俗姓は笠朝臣麻呂かさのあそみまろなり
しらぬひ 筑紫の綿は 身に付けて いまだはねど けく見ゆ
巻3−336
筑紫産の綿は身に着けてまだ着たことはないけれど、暖かそうに見える。


←日本最古の梵鐘(国宝)。