万葉の旅

企救/飛幡

07.7.23-24
*istD


長浜付近の海の風景。かつて、門司から小倉にかけての海岸は白砂青松の砂浜で、
企救きくの長浜、企救の高浜とよばれた。


小倉北区長浜町の貴布彌神社に歌碑がある。同じ歌の歌碑が小倉北区城内の新勝山公園にもある。
の 企救きく長浜 行き暮らし 日の暮れゆけば をしぞ思ふ  巻12−3219
豊国の企救の長浜を一日中歩いて日が暮れたので、愛しい妻を思い出している。
         

企救の高浜を詠った歌碑が新勝山公園にある。
豊国の 企救の高浜 高々に
君待つ夜らは さ夜更けにけり 
巻12−3220
豊国の企救の高浜のように、高まる気持ちであなたを待っている夜は
更けてしまった。

企救を詠った新勝山公園歌碑。
豊国の 企救の浜辺の 真砂地
まなごつち
真直まなおにしあらば何か嘆かむ 
巻7−1393

         


企救を詠った新勝山公園歌碑。
豊国の 企救の浜松 ねもころに
何しか妹に 相言ひそめけむ 
巻12−3130


企救を詠った新勝山公園歌碑。
豊国の 企救の池なる 菱の末
うれ
摘むとや妹が み袖濡れけむ 
巻16−3876


豊国の 企救の池なるの歌碑がみやこ町豊津の豊前国府跡公園にある。 2015/8/21 FinePix X100
飛幡とばたの浦を詠んだ歌が戸畑区夜宮公園にある。公園の西側の入口を入ってすぐ左手の階段を上ったところにひっそりと建っている。

昭和11(1936)年に旧戸畑公会堂の敷地に建てられたが、後に現在地に移された。碑の字は薄くて読めない。

霍公鳥ほととぎす 飛幡の浦に しく波の
しくしく君を 見むよしもがも
巻12−3165

とばたの浦に寄せては返す波のように、しばしば君に会う手立てがほしい。

奈良時代の戸畑は、白砂に根上り松が群生する美しい浜辺だったというが、今はまったく面影がない。

同じ歌の歌碑が新勝山公園にもある。
新勝山公園には大岩に刻まれた歌碑が6基ある。




 

 
 夜宮公園の歌碑。


新勝山公園の歌碑。