万葉の旅

三方の海

2017/10/31
K-5Us
                                   
若狭なる 三方の海の 浜清み い行き帰らひ 見れど飽かぬかも  巻7−1177


三方の海は三方五湖のことであり、五湖が見渡せる三方レインボーライン展望台の駐車場に入る手前に歌碑がある。


午前中だったので南側は逆光だったが、北にある日向湖がきれいだった。


当時は三方五湖を俯瞰できたわけではないので、この歌は岸辺で詠まれたものである。
展望台からの風景を見てから、この歌に近いと思われる風景を探した。道の駅「三方五湖」からの風景がイメージに合った。
ここは三方湖。正面に見えるのはレインボーラインの展望台がある梅丈岳で、標高400m。


この歌の歌碑は、三方駅の北、三方石観音参道にもある。
流れるような美しい文字が刻まれた大きな歌碑で、
歌人で万葉学者の佐々木信綱氏の揮毫。


石観音へ立ち寄ったが、石造りの観音を直接拝観できるわけではなく、前立の観音によってさえぎられていた。
その代わりというわけではないが、石段下にある妙法石が気に入った。
弘法大師が観音像を彫っているときに夜明けを告げる鶏の鳴き声を聞き、観音像を完成させることなく下山したという伝説から、鶏鳴石とも呼ばれている。


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