万葉の旅

敏馬の浦

07.12.8
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白砂青松の敏馬の浦という海岸にあった敏馬神社。境内には万葉歌碑がある。
敏馬は、現在は「みるめ」と読んでいるが、かつては「みねめ」と読んでいた。

敏馬を過ぐる時に作る歌一首并せて短歌
八千
やちほこの 神の御代みよより 百舟ももふねの つるりと 八島国 百舟人ももふねびとの めてし 敏馬の浦は 朝風に
浦波き 夕波に 玉藻は来寄る 白真砂
しらまさご 清き浜辺は 行き帰り 見れどもかず うべしこそ
見る人ごとに 語りぎ しのひけらしき 百代
ももよて しのはえゆかむ 清き白浜 巻6−1065

反歌
まそ鏡 敏馬の浦は 百舟の 過ぎて行くべき 浜ならなくに 巻6−1066
田辺福麻呂たなべのきさまろが歌集の中に出づ
田辺福麻呂(たなべのさきまろ)
が歌集の中に出づ


刈る 敏馬を過ぎて 夏草の
野島
のしまの崎に 船近づきぬ
柿本人麻呂 巻3−250

長歌、巻6−1065


                

反歌、巻6−1066