万葉の旅

沼名川ぬながは

09/5/1-2
K10D


名川
底なる玉 求めて し玉かも
ひりひて 得し玉かも あたらしき 君が 老ゆらく惜しも
巻13−3257
沼名川の川底にある玉は、求めて得られる玉なのか、拾って得られる玉なのか。
その玉のように得がたいあなたが年老いていくのは残念だ。


姫川翡翠橋から見た姫川。沼名川は現在の姫川のことであり、ずっと奥に入った上流で翡翠が採れる。


  
姫川翡翠橋の万葉歌碑のプレート。



蓮台寺PA(上り線)の万葉歌碑と奴奈川姫像。

奴奈川姫は『古事記』や『出雲風土記』などの古代文献に登場する高志国(現在の福井県から新潟県)の姫であると言われています。『古事記』では出雲国の大国主命が沼河比売(= ぬなかわひめ?)に求婚に来た、とあり、また、『出雲風土記』では天の下造らしし大神(大国主命)が奴奈宜波比売(=ぬなかわひめ?)の命と結婚して御穂須々美(みほすすみ)命を生み、この神が美保に鎮座していると記されています。あくまでも伝説ですが、それでも奴奈川姫を祭る神社が糸魚川・西頚城地方に多く、また、考古学的資料にも恵まれていること、さらには『万葉集』の記述にある「沼名河の底なる玉…」との関係をみても、奴奈川姫は神秘的であり、姫にまつわる伝説がこの地方に多いのも興味深いものです。〜糸魚川市HPより引用