万葉の旅

雄神川

09/4/14
K10D


雄神川
をかみがは 紅にほふ 娘子をとめらし 葦付あしつき取ると 瀬に立たすらし

大伴家持 巻17−4021
雄神川が紅く照り映えている。少女らが葦付を採ろうと川瀬に立っているらしい。

大伴家持が領内視察の際に、現在の庄川で詠んだとされるものである。
葦付は清流に自生する緑褐色の藻類のこととされ、当時は食用にされていたようだ。
葦付を採る少女たちの赤い裳裾が川面に映っている様子を、「紅にほふ」と詠んでいる。


あしつき公園の「天然記念物葦附繁殖地」の碑。
あしつきの自生を目的に公園を整備したが、水質などの環境変化があったのだろうか、公園の中は荒れていた。
                                 

←あしつき公園の佐々木信綱揮毫の歌碑。



あしつき公園の土手を越えたところにある中田いきものの里公園に、アシツキノリ育成地という池がある。繁殖期が6月中旬から7月中旬であり、おとずれたのは4月中旬だったので、ノリを見ることはできなかった。