万葉の旅

須佐の入江

2013/4/9
K-7
                                    
ぢの住む 渚沙すさの入江の 荒磯ありそ 我を待つ子らは ただひとりのみ 巻 11−2751
アジガモが住んでいる須佐の入江の荒磯に生えている松のように、私を待っているひとはひとりだけ。

あぢの棲む 須沙すさの入江の 隠こもり沼の あな息づかし 見ず久ひさにして 
巻 14−3547
アジカモが住んでいる須佐の入江にこもっている沼のように、気持ちがこもって息苦しい。
あなたに長い間会っていないので。


渚沙の入江と書いたり、須沙の入江と書いたりするが、南知多町豊浜にある須佐湾が須佐の入江とされている。
須佐湾の東端に、須佐湾を背にして、「
万葉 渚沙乃入江」の碑がある。

この2首の歌碑が須佐湾近くの豊浜小学校前庭にある。
佐々木信綱博士の揮毫で高さ2mくらいの立派な歌碑である。昭和37年(1962)に除幕されたそうだ。

 


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