万葉の旅 田子の浦 2013/4/8 EOS 7D  K-7

                                        

山部宿禰赤人、富士の山を望る歌一首 并せて短歌

天地の 分れし時ゆ 神さびて 高く貴き 駿河なる 富士の高嶺を 天の原 降り放け見れば 渡る日の 影も隠らひ
照る月の 光も見えず 白雲も い行きはばかり 時じくぞ 雪は降りける 語り継ぎ 言ひ継ぎ行かむ 富士の高嶺は
巻3−317


反歌
田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にぞ 富士の高嶺に 雪は降りける 巻3−318


田子の浦から富士山を見てみたいというのは長年の夢だったが、田子の浦の港公園の松林越しに快晴の富士山を見ることができた。
 

春過ぎて 夏来るらし 白栲しろたえの 衣干したり 天の香具山
という持統天皇の歌と並んで万葉集を代表する歌であり、歌の意味がとても分かりやすい歌でもある。
持統天皇の歌を声に出してみると、5月頃の新緑の風景が浮かんできて今すぐにでも奈良へ出かけたくなる。
                                 


海岸から少し入った入江にある田子の浦港から富士山を見る。


さらに東寄りから見る。左隅に渚が見えている。
田子の浦港は1950年代に人工的に掘削し建設された港であるから、かつては渚がもっと広かったに違いない。


港公園の万葉歌碑。見上げるばかりの大きな歌碑である。
まわりの風景を広く入れて撮りたかったが、港公園は現在造成中で工事車両などがあるため、それらをさけて撮影した。


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